リウマチと類似する病気

関節リウマチとまぎらわしい関節の痛みや朝のこわばりを症状とする病気があります。

変形性指関節症

関節軟骨の老化・変性が原因で関節が腫れてきます。骨のトゲができますので結節性のゴツゴツした腫れ方をします。指の第1関節に多く、第2関節にも発症することがあります。

※関節リウマチでは第1関節は少なく、第2、第3関節が腫れてきます。腫れ方も関節が紡錘状になります。

変形性関節症

ゴツゴツ腫れています

関節リウマチ

中指と小指の第2関節が紡錘状に腫れています

手指腱鞘炎

指を曲げる屈筋腱の腱鞘炎で、腱の変性や指の使い過ぎで起こります。指の第3関節での腱鞘炎が多く、ひどくなるとばね指(腱がひっかかって指がカクッと曲がったり伸びたりする)、剛直指(腱がひっかかったままで指が動かない)になります。

※関節リウマチの腱鞘炎は屈筋腱全体が炎症を起こすので、指全体が腫れてきます。また、1つの指だけではなく多発性に起こってきます。

リウマチによる腱鞘炎

腫れて太くなったため、曲がりにくくなった人差し指

更年期の関節症状

更年期になると一過性に朝のこわばり感や関節痛を生じることがあります。関節の腫れなどはみられず症状も軽度で、更年期症状が落ち着けば関節症状も消失します。

※関節リウマチでは関節か腫れますが、リウマチの初期である可能性もありますので、リウマチの検査や診察が必要となります。

線維筋痛症

全身の痛みを訴えますが、関節の腫れなどはなく、血液検査でも特に異常はありません。筋肉や腱などに特徴的な圧痛点があります。ストレスや不眠、うつ状態に関係して起こると考えられています。

※関節リウマチでは関節の腫れや痛みが明らかで、血液検査でも異常がみられます。

リウマチ性多発性筋痛症

高齢者にみられ、強い朝のこわぱり、肩・腰・大腿部の筋肉痛を特徴とします。炎症反応(CRP、赤沈)が高く重症感がありますが、聞節の腫れはあまりみられません。

※関節リウマチでは炎症反応が高い場合は、それに応じて関節の腫れや関節炎の部位も増加します。

リウマチ以外の膠原病

全身性エリテマトーデスやシェーグレン症候群等のリウマチ以外の謬原病で、関節痛を主症状とすることがあります。関節外症状の診察や各病気に応じた抗体検査が必要となります。

※関節リウマチでは関節の腫れが必ずありますが、他の膠原病では関節痛のみで腫れがあまりありません。

脊椎関節炎

リウマトイド因子が陰性で、脊椎や関節に炎症を起こす疾患群です。体軸性の強直性脊椎炎と末梢性の関節炎に分けます。末梢性の関節炎は、乾癬(かんせん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などの皮膚病変に伴う関節炎、腸炎や尿路感染症に伴う関節炎が含まれます。これらの診断がつかないものは、診断末確定末梢性脊椎関節炎に分けます。

※関節リウマチの対称性多発関節炎と異なり、少数、非対称性の関節炎で、仙腸関節の変化が多くみられ、リウマトイド因子陰性が特徴です。

また、早期リウマチと鑑別すべき診断として、単間接型リウマチや回帰性リウマチがあります

単関節型リウマチ

手関節や膝・肘など大きい関節の1つに関節炎が持続します。患者さんの3分の2は症状がそのまま消えてしまいますが、残る3分の1は関節リウマチに移行します。

回帰性リウマチ

手や指に起こる発作性の関節炎で、2~3日で消失しますが繰り返し起こります。発作を繰り返すうちに、患者さんの3分の2はいつの間にか症状が消えてしまいますが、残る3分の1は間接リウマチに移行します。

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